泰緬鉄道の列車旅
★死の鉄道の軌道にて★
泰緬鉄道とは第二次世界大戦中にタイとビルマ(ミャンマー)を結んだ鉄道。
旧日本陸軍によって建設・運行されたが、戦後連合国軍によって部分的に撤去され、現在はナムトックサイヨークノイ停車場で途切れている。
日本軍の公式名称は泰緬連接鉄道。英語名称は「Thai-Burma Railway(またはBurma Railway)」だが、大量の死者を出した過酷な建設労働から英語圏ではむしろ「死の鉄道(Death Railway)」の名で知られる。存置部分は、タイ国有鉄道南本線ナムトック支線として運行されている。
この鉄道建設の舞台が映画化されたのが『戦場にかける橋』
深い自然の中を通っているため風光明媚であり、「チョンカイの切り通し」や「タム・クラセー桟道橋(アルヒル桟道橋)」など見所も多いため、観光客に人気の路線となっている。
この路線の始発駅はバンコクノーイ駅(トンブリー駅)で1日2往復しています。
バンコクノーイ駅はチャオプラヤ川をはさんでワットポーの反対側にあります。
・バンコクノーイ駅発ナムトック駅行き列車
Train No.257 Ordinary 07:50発 12:35着
Train No.259 Ordinary 13:55発 18:30着
・ナムトック駅発バンコクノーイ駅行き列車
Train No.260 Ordinary 05:20発 10:25着
Train No.258 Ordinary 12:55発 17:40着
※土・日・祝日に限って、バンコク中心部に有るファランポーン駅から日帰り特別観光列車が1日1往復のみ出ています。
バンコク中心部のファラポーン駅6:30発ナコンパトム駅とクワイ川鉄橋駅で30分近く停車し終点はナムトック駅です。
帰りは、ナムトック駅発17:05発、フアラムポーン駅着19:45
料金は片道100バーツで所要時間はおよそ5時間弱です。
この路線は料金体系が特別でどこから乗っても外国人は100バーツになっています。
この列車の座面は木製のクッションなしでめちゃくちゃお尻が痛いです。
クウェー川(カンチャナブリ)の鉄橋を渡ります
車掌さんが検札に回ってきました。
アルヒル桟橋をゆっくりと渡ります。
切り砕いた岩壁のギリギリを走ります。
終点のナムトック駅です。
線路はナムットクのサイヨークノイ迄は残っています。
岩壁の切通しの間に当時の蒸気機関車が展示されています。
長い列車旅になりましたが戦時中のエピソードを噛みしめながらゆっくりと列車に揺られ感慨深い旅になりました。